時事から学ぶ業界研究
#4 新聞で業界研究 7つのポイント②
- 企業の経営実績や財政状態がわかる
- 企業が力を入れている分野、取り組みの成果、課題、業界 の最新動向も読み取れる
- 業界全体の一覧表が載ることも
「業界・企業の今」を簡単に知ることができるのが「決算記事」です。
決算とは、企業が一定期間の経営成績や財政状態をまとめ、「いくらお金を使って、いくらもうけたか、財産の状況はどうなっているのか」を明らかにする手続きのこと。
法律で1年に1回は行うことになっていますが、多くの企業は上半期6カ月間の中間決算もまとめます。日本では、お役所に合わせて4月から翌年3月を会計年度とする企業が多く、「3月期決算」の発表が5月ごろに、4~9月の「中間決算」の発表は11月ごろに集中します。毎年この時期になるとたくさんの企業決算ニュースが新聞に載ります。
決算記事は、業界別にまとめて記事になることが多く、同じ業界のライバル企業同士を比べることができます。
大きな業界や話題の業界の決算記事には各企業の特徴が書かれ、一覧表も掲載されるので一目で各社の比較ができて便利です。
就活では企業の短期的な決算の数字に一喜一憂する必要はありませんが、いま企業が置かれている状況は如実に数字に表れます。企業が何に力を入れているのかや、取り組みの成果、課題、業界の最新動向も読み取れます。
大きな会社は年に2回、定期的に把握できる仕組みですから、就活生も利用しない手はありません。志望業界・企業の決算記事には必ず目を通してください。
ポイント③ 「決算」記事は宝の山!