【理系の就職活動】スケジュールや面接など就活でやるべきことを解説

スケジュールや面接など就活で
やるべきことを解説

理系学生の就職活動は、文系学生とは大きく異なります。ここでは理系の就活にスポットを当てて、就職活動を成功させるためにやるべきことを解説。就活のスケジュール、理系の学生が企業に求められているものなど、理系学生が知っておくべき事実を丸ごと紹介します。

理系学生の方が就職は有利?文系との就職率比較について

昔からよく、文系よりも理系学生の方が就職は有利だ、と言われています。2019年現在も同じでしょうか?厚生労働省の発表した「平成30年3月大学等卒業者の就職状況」によると、学生の就職率は次の通りです。
区分 文系 理系
大学全体 98.2% 97.2%
国公立 98.8% 96.3%
私立 98.0% 97.9%
文系、理系の就職率は1%程度の差でしかなく、どちらかが有利ということはありません。しかし、理系学生は理系の職種はもちろん、営業、コンサルタントといった文系職種にも有利な場合があり、就職の幅は広くなります。

理系学生の能力を活かせる文系職3選

大学で専攻した内容、研究を行った分野以外でも、理系の能力は活かせます。例えば次の3つの職種です。

営業職


コンサルタント


金融専門職

営業では技術的な知識が活きる

専攻していたことと関連する業界であれば、客先での対応に知識が活かせることから、就活が有利になります。知識と合わせ論理的な思考能力に基づく、根拠のある説明が行えれば、技術者を相手とする商談でも活躍できます。総合商社では理系学生の積極採用を行っているところも多くあるようです。

コンサルタントでは論理的思考が活きる

データ収集、分析、論理的な手法による改善案の提案など、コンサルタントでは研究で行うような作業、能力が活かされる場が多くあります。特に活かされるのは経営戦略系のコンサルタントで、研究における忍耐力もまた仕事への適応能力があると評価されることがあります。また、財務・会計系のコンサルタントは数字、ITと深く関係のある業務のため、こちらでも理系学生の能力が活きてきます。

金融専門職では論理的思考が活きる

金融では特に数字に関する知識、能力が活かされます。統計、金融工学、定量分析などです。そのため、金融業界は文系職と思いがちですが、理系職とも言える業界になります。ファンドマネージャー、証券アナリスト、銀行のATMシステムの構築といったものから、数字を扱う関係から銀行や保険の営業にも理系学生の強さが活きてきます。

理系学生の就職活動スケジュール

就活準備期間(3月以前)

就職活動は、3月に企業へのエントリーが解禁されるまでの準備がとても重要です。しっかりと準備が整っていれば、就職活動解禁からのスタートダッシュがかけられ、就活を優位に進められます。
まず、大学3年生の間に自分が進みたい道を考えておく必要があります。どんな分野の企業にエントリーするのか、自己分析や業界研究はしっかり行えているか、などです。
推薦を貰うための準備、インターンシップに参加する、というのも、3月までに行っておくことになります。

就活開始期間(3月以降)

ES(エントリーシート)の受付、Webテスト、面接、選考が開始となります。準備期間で研究した業界、企業へエントリーし、説明会、セミナー、面接に参加しましょう。
面接、選考では今までに準備しておいた自己分析、企業研究を基にアピールしていきましょう。直前で慌てて準備したものは粗が目立ち、十分なアピールにはなりません。就活期間中も自己分析、企業研究は継続して行うことで、より完成度の高いアピールを行えるようになります。

【就活準備期1】理系学生が就職活動前の準備でまずやるべき4つのこと

理系学生が就職活動でやるべきことは、この4つです。

自己分析 … 自分の強みや性格、興味のある分野、研究の取り組み方など


業界研究 … 理系の業界、理系の経験を活かせる業界はどこか


職種研究 … 進みたい業界の職種についての研究


企業分析 … 働きたい企業の強み、理念、自分のどんな経験が活かせるか、など

文系の学生も共通して行うことですが、理系学生の場合文系学生とは考えておくべきことや、調べることが異なります。それぞれどの様なことを想定しておくべきか、解説致します。

自己分析

自己分析では、あなたの強み、性格、興味のある進みたい分野、できることを分析します。対象は様々になります。例えば、趣味を含め、あなたが過去に打ち込んだことをまとめても良く、大学での研究の過程、結果や、その取り組み方をまとめてみても良いでしょう。
分析の際に重要なことは、あなたの価値観や、大事にしていること、得意なこと苦手なことは何か、ということを見極めることになります。分析によって見極めたポイントが、アピールポイントとなります。
また分析方法も様々で、紙やパソコンのメモ帳機能などに書き出す、よく一緒に過ごす人にあなたの印象を聞く、Web診断を活用する、といったものがあります。
しっかりと分析を行って、アピールポイントを探ってみましょう。

業界研究

社会には金融、インフラ、ITと様々な業界があります。業界を具体的にいうと、産業、商業とで企業を分類したもの、になります。
どんな業界があるか、特性、将来性、必要なスキルは何か、ということを知り、自分の入りたい業界を知りましょう。

職種研究

職種研究とは、自分の進みたい業界にはどんな職種があるのか、またその職種ではどんなことを行うのかを知ることです。仕事の内容を知ることでもあります。
自分が行いたい業務は何か、その職種の特性や将来性、必要なスキルは何かを知りましょう。自己分析と結びつけることで、自分のどんなところを活かせるのかなどの共通点が見え、より強いアピールを行えるようになります。

企業分析

企業分析は職種分析とよく似ていますが、その企業が何に長けて、何を行っているのか、理念は何かを詳しく知る、という点で異なります。
エントリーしたい会社、募集をかけている会社のホームページ、会社説明会などから研究してみましょう。OB訪問といった、実際に働く人の声を直に聞く、というのも良いでしょう。そうして集めた情報から、どんな点に興味を持ったか、魅力を感じたのかということを面接で伝えましょう。

【就活準備期2】就活は自由応募?それとも学校推薦?自分が進むべき分野も見極めよう

自己分析や業界研究が済んだら、今度は応募方法や自分を活かせる職種を決めていきましょう。決めるべきことは次の2点です。

自由応募 or 学校推薦


専門 or 専門外(文系分野含む)

自由応募 or 学校推薦

就活には応募方法が「自由応募」「学校推薦」の2つがあります。
自由応募とは、自分で働きたい企業を探し、選んで応募する方法です。学校推薦は大学に推薦してもらって企業に応募する方法です。後者は文系にはない就職の方法で、就活をとても優位に進められます。
学校推薦は一見、自由応募よりも優位と見えますが、やはり一長一短です。例えば、自由応募は応募したい企業を自分で探し出し、それに合った自己アピールなどを全て自分で行うため、実力が浮き彫りとなります。一方、学校推薦は面接や試験が少なく内定率が高いという特徴こそありますが、辞退して他の企業を受けるといったことできません。

職種研究

職種研究とは、自分の進みたい業界にはどんな職種があるのか、またその職種ではどんなことを行うのかを知ることです。仕事の内容を知ることでもあります。
自分が行いたい業務は何か、その職種の特性や将来性、必要なスキルは何かを知りましょう。自己分析と結びつけることで、自分のどんなところを活かせるのかなどの共通点が見え、より強いアピールを行えるようになります。

専門 or 専門外(文系分野含む)

理系大学の学生には、研究した専門分野へ就職する方、専門外の分野へ就職する方もいます。前者は研究と就職を繋げられれば、強いアピール素材となりえます。
専門外の分野では研究の内容を繋げることは難しいのですが、これまでの経験や価値観などを仕事と結びつけてアピールしてみましょう。例えば、論理的思考能力、課題発見能力といった力はマーケティングの分野、営業などでも十分に活かせます。

【就活準備~開始期】インターンシップは就活に有利!種類とメリットについて

インターンシップとは、在学しながら行う就業体験のことです。実際の現場で働くことで、業界や職種について深く知ったり、自分の将来像をイメージしやすくなったりします。また企業によっては、インターンシップに参加した人の選考で一部面接や試験を免除するといったことも行っており、就職に有利な点が多くあります。
しかし理系学生は一般的に、研究や授業で忙しく、なかなかインターンシップにいく時間の確保が難しい傾向にはあります。

インターンシップには2種類ある

インターンシップには、数ヶ月に渡って体験する長期インターンシップと、1~5日と短期のインターンシップがあります。前述の通り理系学生は研究で忙しく時間の確保が難しいため、短期インターンシップがオススメです。

インターンシップを受けるメリット

忙しくて中々受けにくいインターンシップですが、次のようなメリットがあるため無視はできません。

興味のある業界の仕事を実際に体験できる


企業に対する理解が深まる


就活の意識がより強まる

またインターンシップに参加する前にES、面接を受けることもあり、就活の前によい経験にもなります。企業によっては、インターンシップに参加した学生は最終面接までの選考を免除することもあります。
いずれにしても就活をより優位に進められるため、時間の確保ができるのであれば、積極的に参加していきたいところです。

【就活開始期】ES(エントリーシート)と面接では何をアピールするのか?

選考を進める上で必ず避けて通れないのが、ES(エントリーシート)と面接です。どちらも自己アピールを行うものですが、どんな点で異なり、どんな点に気を付けて取り組むべきなのかを紹介します。

ESは書面で自己アピールするもの

ESは書面で自己アピールをするものになります。面接と共通する点も多いのですが、読み手にしっかりと理解してもらう、ということを念頭に置く必要があります。そのためのテクニックは次の通りです。

簡潔、かつ分かりやすく伝えたい事柄をまとめる


具体的なエピソードを書く


社会人の立場になって考える

文章作成の基本ですが、簡潔に分かりやすく伝えたいことをまとめましょう。始めから長々と説明したり、いつまで経っても伝えたいことが読み取れなかったりすると、受け取った側もうんざりとしてしまいます。伝えたいことがたくさんあっても、まずは簡潔さ、分かりやすさを重視してみましょう。
その上で、具体的なエピソードを書いてみましょう。そのエピソードの中であなたがどんな考え方をしたり、行動を起こしたりしたのかを書くことで、強みをアピールできます。
また強みをアピールする相手は社会人です。これから会社に勤めるにあたって、その強みはどう活きてくるのか、企業にどんな利益をもたらせるのか、ということをアピールしていきましょう。

面接は口頭で自己アピールすること

ESの次は面接です。人事、役員、社長と何度か面接することになります。ESで示した強みを話すのはもちろんですが、マナーも重要になります。主に気を付けるべきマナーは次の通りです。

入退室、着席時のマナー


おじぎの仕方


笑顔、ハキハキと明るくしゃべる

入室の際はノックをして、適正な声量で「失礼します」と言う、着席は相手が許可してから行う、おじぎは45度の角度で行うなど、基本的なマナーがあります。また意外と難しいのが、笑顔でハキハキと、聞きやすい声で話すこと。面接の練習を事前に行っておくと、面接当日に落ち着いて臨めます。何度も練習してみましょう。
またマナーが良くても、面接官の質問の意図を汲んだ回答が行えなければ意味がありません。自分がどんな勉強をしてきたのか、研究の過程、結果はどうだったかなど、しっかり説明できるようにしておくことが大切です。また説明を行う際、面接官が必ずその分野に精通しているとは限りません。誰にでも分かる説明が行えるレベルにまでかみ砕く、コミュニケーションスキルもまた重要です。

理系の就活では、学んだことをポジティブに説明することが大事!

就職活動は、3月の一斉エントリー開始前の事前準備を行うことで、スムーズに選考に臨めるようになります。自己分析、企業分析、インターンシップの参加など、今すぐに行えることをどんどん進めていきましょう。
選考へと進んでいくと、専門知識についてアピールする場が多くあります。どんな研究を行っているのか、過程や結果はどうか、研究を行う上で自分はどう考えどう行動したかなど、キチンと説明できるようにしておきましょう。
自分のことをしっかりと知る。業界、職種について調べる。この2つを行って、自分にベストな就職先を見つけましょう!