石油エネルギー・自動車周辺を取り巻く環境は変化し続けています。エザキグループは、「変化対応企業」として、全社全員が人間力で対応できることを目指しています

　創業は1933年。エザキグループは愛知県・名古屋を拠点とする老舗エネルギー商社だ。石油製品販売のBtoCに始まりBtoBや新車・中古車販売、レンタカー、保険、不動産まで、車とエネルギーに関連する商品・サービスで地域に貢献している。専門性を高めるため各部門を分社化し、現在6社からなるグループの売上は300億円を超える。
　エザキホールディングス株式会社江崎加苗代表取締役社長は、先代の「人を大事にする経営」を継承する。「教育訓練には時間とコストを惜しまず、それが実績につながっている」と胸を張る。
　社員は頻繁に研修会を開き、新しい商品・サービスの知識を学び、ロールプレイングで実践力を磨く。コロナ禍には、教育訓練により多くの時間を費やしたことで、逆に収益は伸びたという。
　新入社員研修も充実している。毎月1回の内定者研修にはじまり、3月の直前研修（3日間）、入社後の研修「野鴨会議」で基礎的なスキルを身につける。
　経営判断の早さも同社の強みだ。幹部社員は常に現場を見て回り、迅速に問題を解決している。営業拠点の刷新にも積極的で、新たなニーズの掘り起しにも貪欲だ。2024年12月、カーコーティングと洗車を専門とする新業態の店舗「KeePer LABO」を開設。KeePer技研株式会社が愛知県に初めて開設を認めた直営店である。一方、カーボンニュートラルの製品を取り揃え、お客様に新たな提案も行い、車、エネルギー業界を取り巻く変化への対応も柔軟だ。

社員の豊かな人生のために考えられた
福利厚生の数々

　採用活動では、見学会や先輩社員との面談を通して学生本人がグループ企業の中から志望先を決める。職種としては、店舗型営業職・コンサル営業職・総合職がある。
「教わったことを素直に徹底して実践できる人、真面目にコツコツ行動できる人であれば、話すのが苦手でもかまいません。教育訓練をしっかりやるので、凡事徹底の意識をもっていれば、どんな人でも活躍できます」と江崎社長は断言する。
　福利厚生は充実していて、今年だけでも、社内貸付金制度や永年勤続表彰制度が新たに導入された。
　採用担当の望月菜生さんは、「社員がより豊かな人生を歩めるために会社側がすごく考えている」と話す。
　気軽に意見が言える風通しの良い社風だ。「社員のエンゲージメントが高い会社」と評判で、実際、「エザキが好き」という社員が多い。透明性の高い明確な昇進制度を整えているため、社員同士でギスギスすることもなく、前向きに仕事に打ち込める環境がある。
　江崎社長は言う。
「エザキの仲間と仕事をすれば仕事の楽しさ、面白さがわかります。社員にはその経験をしてもらいたいし、その環境は整っています。一緒に楽しく仕事をしませんか？」